バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

BT39(8w2d) 実母に妊娠を報告

私たち夫婦は、お互いの家族に不妊治療のことは一切話していません。妊娠判定が出てからも、親族の誰にも妊娠の報告はしていませんでした。親族、特に両親への報告のタイミングは、早くても9週を過ぎてからにしたいと考えていました。それはやはり、最初の妊娠で流産宣告を受けたのが心拍確認後の8w5dの時で、流産したのが9週だったので、今回無事に9週過ぎたら両親だけには報告したいと考えていました。

そして今日、久しぶりに母とライン電話をしたのですが、ちょうど兄が実家に遊びに来て帰っていった直後だったようで、そこで嬉しい報告があったとのこと。それは、兄のお嫁さんが待望の第2子を妊娠したそうで、出産予定日が12月とのこと。それを聞いて、心の中では「ちなみに私は11月...」と口が滑りそうになりました。報告したいけれどまだ8週ちょっとで、また流産して悲しませてしまうのでは...と、ぐっと言いたいのを抑えてたわいもない会話を続けました。そして、じゃ〜また電話するね〜と最後の締めの時に、「ところでバルナはどうなの?」と何気なく聞いてくる母、しかも絶妙なタイミングで。もう言っちゃえ〜ということで、「お母さん、実はね、私今8週で、もうすぐ9週。もう少し経ってから報告しようと思ったんだけどさ。出産予定日は11月だよ」と報告しちゃいました。母はとても喜び、「今日は嬉しい知らせが2つも聞けて、お母さん嬉しいわ〜」と声が弾んでいました。母に、くれぐれも誰にも言わないようにと口止めすると、「大丈夫、大丈夫!お父さんにしか言わないから。」と早速私の意図を理解していない(笑)。うちの家族は(私も含め...笑)秘密を守れない人が多いので、今のところ私の妊娠は、母だけに留めておいてもらうことにしました。無事に9週過ぎたら、父や兄弟にも少しずつ報告していこうと思います。どうか、無事に9週が過ぎますように。

 

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BT37(8w0d) 妊娠8週

8週を迎えました。この時期から「胎芽」ではなく「胎児」と呼ぶそうです。ninaruという携帯アプリで、3ヶ月に入った記念として壁紙のダウンロードができました。

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実はこれ、2015年の最初の妊娠でもダウンロードしたことがあるので、無意識にその時の状況が頭によみがえってきました。そういえばあの時は3ヶ月に入った〜とすっかり安心していた頃に流産宣告を受けたんだよなぁ、と。今回この壁紙をダウンロードする時期が来て、なんとなく気が引き締まるというか、今度こそは無事に9週を迎えたいと心から願っているのです。

 

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BT36(7w6d) 習い事のメンバーとの食事会

今日は習い事のメンバーとの食事会がありました。予想通り、食事会の締めは発泡酒ワインで乾杯!マナーとして、お酒を飲まない人でも乾杯用に必ず一人一本グラスが配られ、ワインが注がれます。メンバーにはもちろん妊娠のことは伝えてないので、ワインが注がれるのを見ながら、どうやってこの場を逃れようか考えていました。みんなで乾杯し、メンバーがグラスを口に近づけるタイミングに合わせて私もグラスを口につけて飲んだふり。量の減らない私のワイングラスをおかしく思うメンバーは幸いいなかったので、無事に妊娠に気づかれることなく食事会を終えました。

妊娠初期はまだ周りの人全員に報告することができないので、こういうお酒を飲む場に居合わせるのはなんとなく気まずいですが、なんとか飲んだふりで乗り越えていきたいと思います。

 

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BT35(7w5d) 主人の大親友の奥さんの妊娠の真相

以前、主人の大親友の奥さんが妊娠しているかもしれないという主人の第6感の話を書きました。その記事がこちら↓

barcelona-funinchiryo.hatenablog.com

主人の第6感.......外れていました!が、あながち嘘とも言えない。"妊娠しているかもしれない"ではなく、正確には"妊娠するかもしれない"が正しいです。実はこの友達カップル、不妊治療をしていたようで、すでに先日3回目の人工授精を受けてきたそうな。主人も私も全く知らなかったのでびっくり!と同時に、なんだか嬉しくなりました。子供ができなくて悩んでいるのは、(当たり前だけど)私たち夫婦だけじゃないんだと実感できました。この友達カップルは、3回目の人工授精で結果が出なければ、体外受精にステップアップするそうで、身近に体外受精の経験を共有できる仲間が増えて嬉しいです。

ちなみに主人は、大親友の彼に私の妊娠は伝えなかったそうです。それは、彼の中でまだ「妊娠」と受け止められない、受け止めたくないから。彼にとっても流産の悲しみは相当大きかったようで、今回は安定期に入るまでは油断はできないと、今のところ私の妊娠は誰にも話していません。まぁ確かに1回目の妊娠では早い段階で妊娠を報告してしまって、のちに妊娠を知っている人全員に流産報告をしなければならず辛い思いをしたので、今回はそんなことが起こらないように、主人なりに気をつけているようです。

めでたく大親友の奥さんが今回妊娠したら、もう一人プレママ友が追加です。ますます心強い妊婦生活になりそうです。

 

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(7w5d)診察:出産予定日

今日は不妊治療でお世話になった病院での最後の診察でした。今日も珍しく待ち時間が長かったですが、無事に最後の診察を終えました。

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超音波検査で胎芽の状態を見て、心拍もきちんと確認できたのでホッと一安心。エコーを終え、先生から出産予定日を告げられました。事前にネットで日付は調べていたものの、実際に先生から言われると現実味を帯びてきました。出産予定日は、2017年11月3日。現在服用中のプロギノバ(progynova)とウトロゲスタン(utrogestan)は、あと1週間続けるように言われました。診察後に、今までのお礼として先生にはチョコの詰め合わせと手紙を贈りました。とても喜んでくれました。

半年以上お世話になった病院を離れるのは名残惜しいけれど、次のステップに進まなければ。いつもそうしてきたように、今回も前進あるのみです!

来週は最初の妊娠・流産の時にお世話になった病院での診察になります。1年ぶりに先生に会えるのが楽しみです。

 

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BT31(7w1d) 友達の赤ちゃん誕生

2月の記事で、妊娠中のドイツ人の友達とお茶したことを書きましたが、ついに彼女の赤ちゃんが生まれました。生まれたばかりの赤ちゃんの写真付きで出産メッセージが届いて、ついにこの日が!!と自分のことのように嬉しくなりました。

barcelona-funinchiryo.hatenablog.com

私の妊娠がこのまま継続してくれれば、友達の二児ちゃんとは同級生になります。さらに同僚の赤ちゃんも無事に生まれれば、同級生の子がまた一人増えることになります。子育ての環境としては、身近に同年代の子を持つ知り合いがいるのは願ってもいない環境です。まるで神様があえてそんな環境を私に用意してくれたかのようです。

私も無事に出産まで辿り着きますように。

 

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BT30(7w0d) たかが7週、されど7週

BT30(7w0d)、無事に7週を迎えました。わずかな不正出血は続いているけれど、先生には心配いらないと言われたので、気にせず過ごしています。

まだまだ安定期まではほど遠いけれど、どの妊娠にも妊娠初期が存在しているように、多くの妊婦さんが不安な時期を過ごしながら、めでたく出産にたどり着いているのも確か。それなら少しでもその時間を楽しめたらと思い、お腹の赤ちゃんに向けてノートにメッセージを書き留めていくことにしました。お腹に宿った命がいつまで継続してくれるかわからない中で、想いを文字にするのはとても勇気のいることだけれど、心臓の音を聞いた時に確かな命の存在を感じ、流産で失う恐怖よりもはるかに、この命との時間を大事にしたいという思いの方が強くなりました。

いつかノートのメッセージを読みながら、「まだあなたがお豆ちゃんだった頃から、ママはあなたを愛していたのよ」と直接伝えられる日が来たらいいな。

 

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BT28(6w5d) 胎芽・心拍確認

BT28(6w5d)は診察日でした。不正出血がなければこの日が移植後最初の超音波検査となる予定でした。正直、移植から28日もエコーで胎嚢すら確認することなく過ごすなんてかなり残酷な気もするので、不正出血があってエコーで胎嚢確認してもらえたのは、結果的によかったのかもしれません。

さて、6週というと胎芽、ひょっとしたら心拍も確認できる時期です。もしかして...という期待を抱きつつも、万が一のこともあるし...と期待をほどほどに打ち消しながら病院へ向かいました。この日は結構な人で、結果45分ほど待ちました。

名前が呼ばれて、診察台へ。先生がプローブを膣内に挿入すると、画面に写る胎嚢の中に小さな物体が見えました。そう、胎芽です。無事に胎芽の確認ができました。その後先生が装置を何やら操作して、数秒後に「ドックン...ドックン...」と心拍らしき音が聞こえました。

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「先生、これが赤ちゃんの心臓の音ですか?」と声を震わせて聞く私に、「そうだよ!泣け!泣いていいんだよ!」と言われ、ぼろぼろ泣いてしまいました。その時の涙は今まで流した悔し涙ではなく、幸せいっぱいの嬉し涙でした。

最初の妊娠の時も心拍確認はしたのですが、画面上で心臓がピコピコ動いているのを見ただけで、音までは聞いていませんでした。それからすぐ流産したので、人生でお腹の赤ちゃんの心臓の音を聞いたのはこれが初めて。胎芽の状態とはいえ、確かにこの子は私の中で生きている、そう実感できた瞬間でした。

診察台から降りると、「もう産科は決めているかな?」と聞かれ、実はこれが先生の最後の診察ということがわかりました。まさかの不意打ちに心の準備ができていなかったので、「まさか最後だなんて!そんなの悲しいので、来週最後に一回診てもらえませんか?」と懇願。先生は予期せぬ私の懇願に、笑って「バルナが希望すれば、僕が今後も妊婦健診をしてもいいんだよ」と返してくれました。でも、私は不妊治療を始める前から、妊娠したら最初の妊娠でお世話になった自宅から近い産科の先生に診てもらうことに決めていたし、不妊治療で先生の診察に来ている患者さんの気持ちを考えると、妊婦がうろちょろする場所じゃないのは患者だった私が十分に理解しているので、来週の診察をもって、今の病院を卒業することにしました。

素晴らしい先生に出会えて、私は幸せ者です。

 

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