バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

17w2d いつ不妊治療に踏み切るか

いつ不妊治療に踏み切るか、これは妊活をしている夫婦にとっては深いテーマだと思います。私は出産のリスクなどを考え、35歳までに第一子の妊娠・出産を終えたいと思っていました(欲を言うなら、35歳までに第二子も産んでいたい)。

妊活を始めた頃はただ避妊をすれば妊娠できると思っていたので、適当にタイミングをとりながら妊活。でもなかなか妊娠しないので、今度はアプリで排卵日をチェックしながらの妊活。が、それでも妊娠しない。主人は「回数を増やした方がいいんじゃないか」とか「もっとリラックスして妊活しよう」とか(適当なことを笑)言っていましたが、それでも妊娠しない。そんな状態を2、3年ほど続けました。

そして迎えた2015年夏、待望の自然妊娠。が、妊娠8週で流産宣告。妊娠=ゴールだと思っていた固定観念が見事に打ち砕かれ、いかに出産までたどり着くのが大変なのかを実感しました。

流産後に2周期分生理を見送ってから妊活再開。流産後は妊娠しやすいという迷信のような本当の話を信じて3ヶ月間妊活するも、妊娠しない。その頃から私は主人の方に異常があるのではないかと考えるようになりました。というのも、「流産という結果に終わったけれど、妊娠できたということはバルナさんに妊娠力がある証拠」と先生に言われていたからです。夫婦の不妊を調べるため、私はホルモン検査(血液検査)と子宮卵管造影検査、主人は精液検査を受けました。結果、軽度の男性不妊が発覚しました。

先生からは「自然妊娠は可能だけれど、普通のカップルより時間がかかるかもしれない」と言われ、不妊治療という選択肢を考え始めました。ただ、ちょうどその頃は夏の時期で、日本への里帰りやスペインの病院のほとんどがバケーションに入るため、本格的な病院選びは9月以降となりました。

バケーション中に3軒(A病院B病院C病院)ほど病院をピックアップして、9月に入り実際に無料初診も受けに行きました。その中でB病院が一番しっくりきたので、2016年の9月中旬からすぐにB病院で不妊治療を始めました。2016年のうちに2回の人工授精を受けたものの失敗に終わり、2017年から体外受精に切り替え、1月に採卵、2月の胚移植で妊娠、今に至っています。

今振り返ると、私たち夫婦は自己流妊活の時期が長すぎた気がします。ある程度「◯年妊活して妊娠しなかったら不妊検査を受ける!」と決めていれば、無駄に時間を過ごさなくてよかったのかもしれません。ただ、それでも私が30代前半で不妊治療が受けられたので、治療期間も半年程度で済みました(病院でも、34歳以下の不妊治療と35歳以上の不妊治療では成果に大きな違いが見られると聞いていました)。

不妊治療、特に体外受精は経済的な負担も大きくなるので軽々しく勧められるものではありませんが、私たち夫婦は「お金を稼げる期間はまだあるけれど、女性の妊娠できる期間は限られている」ことを考慮し、まだ出産リスクの少ない30代前半のうちに治療を開始しようと思ったのでした。

 

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