バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

バルセロナでテロ

昨日、バルセロナでテロが起きました。あってはならない非人道的行為。自分の命、他人の命をなんとも思わない輩は恐怖なんか一ミリも感じない無敵なんだと、この惨事を通して痛感しました。被害者の方、そのご家族やご友人に心からお悔やみ申し上げます。

バルセロナはかなり前からテロの標的になりやすい地域としてテロ対策が取られていて、現に未遂は何件か起きていました。なので、今回のテロのニュースを見た時に「ついに起こってしまったか...」という気持ちでした。

バルセロナでは、テロに屈しないという意味を込めて、カタルーニャ語で"No tinc por(私は恐れない)"とバルセロナ市民は訴えています。私たちができることは、一刻も早く普通の生活に戻ること、観光客でいっぱいのバルセロナを取り戻すことです。

バルセロナに住む人はなんとか力になりたいと献血しに行く人で病院に列ができるほどです。すでに十分な血液が集まったようで、O型(-)は6日間、それ以外の血液は10日間ほどの量を満たしているようです。また、テロ攻撃以降の渋滞で何時間も動けなかった車に乗っている人たちに水や食料を届けようと、道路で食料を配布している人もいるとニュースで知りました。なんとも皮肉ですが、悲惨な事件が起こった時には必ず人の温かさに触れられるストーリーに出会います。

人の痛みにそっと寄り添える人が多いこの街に暮らせていること、そしてこれからそんな素晴らしい街で子供を育てていけることに改めて感謝し、バルセロナがまた以前のように観光客で賑わうことを祈っています。

Visca Barcelona!