バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

出発当日:ヘルシンキ〜成田 後編

ヘルシンキで成田行きの飛行機に乗ると、もうそこは乗客でいっぱい。バシネット装着可能な席を予約していたものの、隣は人がいるし、足元には離陸時と着陸時はほとんど荷物が置けないので、水や息子のおもちゃ程度のみ前の網スペースに収納。離陸後、上に置いてあった荷物を取って足元においてしまうと、息子を座らせるスペースがほとんどなくなる&息子が抱っこで寝ると、足元に置いてある荷物であっても取れないので、結局カバンは足置きとして使っていました。シールブックやおもちゃも用意していたけれど、カバンから取ろうとした瞬間に息子がどっかに行ってしまうので、結局使いませんでした。

飛行機乗って早々、こんなプレゼントをもらいました。

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タオルは可愛いけれど、おもちゃをもらえるものだと思っていたので少しがっかりしました。が、今考えるといい記念になりました。

そして離陸後はとにかく飛行機の通路を往復。歩いたり高速ハイハイしたり息子は楽しんでいました(私はもう他の人の邪魔にならないかヒヤヒヤ…)。飛行機の後ろのスペースでも、キャビンクルーの人たちにバイバイしたり、ニコニコ愛想振りまいて楽しそうにしていました。

約10時間のフライトで、息子は4時間はおっぱい飲みつつ寝てくれたと思います。もちろん母親の私は一睡もできず…。でも嬉しかったのは、隣の乗客のシンガポール人女性が寛容だったことと、後ろの席の人から「he was so quiet」と言われたこと。心では、「いや、必死におっぱいあげて口封じをしていたんですよ」と言いそうになりましたが。

同僚には「自分の子どもだと思っちゃダメ。他人の子だと思えば、子供がたとえうるさくしても客観的に見れるはず」とのアドバイスがかなり役に立ち、さらに「同じ飛行機の乗客とは、もう二度と顔を合わせることはないんだから、子供がうるさくしても気にすることはない」と友人に言われてたのもあり、気持ち的に少し余裕ができていました。何より日本人男性キャビンクルーが本当に優しくて、もう感謝の気持ちでいっぱいです。

飛行中はもう辛すぎ&疲れすぎで、泣きそうにというか泣きましたが、日本に着いて、日本のじいじばあばや、いとこ達と遊んでいる息子を見ると、帰ってきてよかったと思います。私も久しぶりに家事や食事の準備をしなくていい生活で、心からリフレッシュできています。だからなのか、不思議ですが辛い思いしてでも、また息子を連れて帰ってきたいと思えます。

ちなみにフィンエアーのバシネットはこんな感じ(暗いですが)。

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想像通り、ベッドで一人じゃ寝れないうちの坊ちゃんはバシネットでもやはり寝ることはなく、常に抱っこ&おっぱいで寝ていました。バシネットがあると肘掛け部分に付いているタッチパネル画面が取り出せないし、足元のスペースも限られてくるので、帰りは装着しないようにお願いしようと思います。バシネット自体は小さいですが、80センチの息子でも足を曲げれば普通に入れる大きさで、赤ちゃんベッドで寝慣れている子にはいいと思います。

今回の息子との長距離フライト。本当に大変でしたが、無事に日本着いて、じいじばあばと遊んでいる息子を見ると、やはり連れて帰ってきてよかったと思います。