バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

D13 採卵日当日

D12の採卵日前日は、特に注射も飲み薬もなかったのでのんびり過ごし、リラックスした状態で採卵日を迎えました。

採卵日当日は絶飲絶食。8時に病院に到着し、手術待機室へと案内されました。そこで服を脱いで、準備された手術着とキャップ、靴下を履いて順番を待ちました。

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8時半頃になって看護師さんが呼びに来て「じゃぁ、手術室に向かいましょうか」というので待機室のベッドに横になろうとすると、「歩いていきましょう」と言われ、ペラペラの手術着(後ろ開きなので、ケツ丸出し...笑)を着て歩いて手術室へ向かいました。手術台に上ると、看護師さんに静脈鎮静剤を注入するための管を左手の手首に刺され、これがとにかく痛かった("Me cago en..."と罵声を吐きそうになりました...)!おそらくこれが採卵日で一番痛かったと思います。その後、「リラックスする薬を注入するからね〜」と言われ、管から入れられた液体が静脈に入っていくのがわかって、その感じがなんとも気持ち悪い。徐々にぼーっとなっていった時に先生が手術室に登場。「卵胞何個あったら嬉しい?」と聞かれたので、「4つあったらいいなぁ」と答えたら、それだけでいいのかと笑っていました(まぁ、たしかに笑)。

その会話の後はもう何も覚えていなくて、気付いたら手術待機室に戻っていました。痛みはゼロ。目を覚ました時に主人の顔が見えて、すごくホッとしたのを今でも鮮明に覚えています。ちょっと経ってから先生が来て、採卵について説明を受けました。

今回の採卵で取れた卵胞は、なんと18個!!

先生には採卵前に、卵胞が15個以上取れた場合は、胚移植を今周期ではなく来周期に延期すると言われていたので、18個の卵胞採取の結果、移植は次の周期に決まりました。残念だけど、それもこれも胚ちゃんをなるべくいい子宮内環境で迎えるため。1ヶ月くらいあっという間に経ってくれるでしょう。

採卵が終わった後、今度は主人が採精室で精液を採取する番が来て、私はまだボーッとしていたので手術待機室で横になっていました。主人が戻ってきて、無事に採取できたようでホッ。

採卵後、朝食としてクロワッサンとオレンジジュースが運ばれてきました。主人と半分こして食べました。

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その後、培養士さんから18個の卵ちゃんたちについての説明がありました。私が以前自然妊娠した経験があること、2回目の人工授精を行っていることを考慮し、全てふりかけ式(すなわち顕微授精をさせない)で受精させ、3日目凍結胚と5日目凍結胚盤胞を目指すとのこと。18個の卵ちゃん達がどうなっているかは、翌日電話にて報告してくれるそうです。

採卵後、なんだか無性にハンバーガーとフライドポテトが食べたくなって、採卵終わったらご褒美に食べに行きたいなぁーと主人と話していたら、看護師さんから「食べ物はパスタかご飯を食べるようにして、腸内でガスを発生させやすい野菜、生野菜、揚げ物など数日間は控えるように」と言われてしまい、あっけなくハンバーガー&ポテトはお預けに…涙

病院を出る前に、看護師さんからお薬の説明がありました。処方されたのは黄体ホルモン製剤のUtrogestan(ウトロゲスタン)と卵巣過刺激症候群(OHSS)対策のお薬、Dostinex(ドスティネックス)で、ウトロゲスタンは8時間毎に1粒膣から挿入、夜は2粒挿入です。ドスティネックスは8日間、寝る前に1錠飲みます。

  

黄体ホルモン製剤のUtrogestan(ウトロゲスタン)膣錠

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Dostinex(ドスティネックス) 8錠入り

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今回移植が延期になったので、体外受精費用とは別に凍結胚の融解費としてプラス100ユーロを払って、病院を後にしました。

とにかく無事に終わってよかった。正直、どこかで採卵日が来ないんじゃないか、来たとしても採取できる卵胞の数、質が悪いんじゃないかと心配していました。だから変な期待をしないように、でも体調管理だけは何よりも気をつけてここまできました。

やることはやった。あとは18個の卵ちゃんたちを信じて、過ごしていこうと思います。

 

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