バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

保育士一人に対する園児の数:国別比較

スペイン人小児科医のカルロス・ゴンサレス先生(Dr. Carlos González)が執筆した記事で、面白い内容があったのでここでシェアします(原文カタルーニャ語)。

criatures.ara.cat

それは、保育園の保育士さん一人に対する園児の数を国別に比較したデータです。2002年の古いものなので現在の状況は変わっているかもしれませんが、いかにスペインの保育士さんが凄腕(ゴンサレス先生流の皮肉)なのか示しています。


「0歳児のクラス:保育士一人に対してデンマークは子供3人、スウェーデン3人-5人、オランダ4人、日本3人、イギリス3人、フランス5人、スペイン8人。“そりゃーお金持ちの国と比べたらスペインの状況は違って当たり前”と言う人もいるかもしれないが、イタリア6人、ポルトガル4人、ギリシャは5人。1歳児から2歳児のクラスでも一向によくならない。保育士一人に対して園児の数はデンマーク3人、スウェーデン3人-5人、オランダ5人、日本6人、イギリス4人、フランス8人、イタリア6人、ポルトガル5人、ギリシャ5人、スペイン13人。2歳児から3歳児のクラスはもう泣くしかない。デンマーク3人、スウェーデン3人-5人、オランダ6人、日本6人、イギリス4人、フランス8人、イタリア6人、ポルトガル(保育士2人に対して)15人、ギリシャ5人、スペイン20人。つまりスペイン人保育士は凄腕だということだ。2歳児のお世話をするのに、オランダ人保育士だと3人、ギリシャ人保育士4人、デンマーク人保育士だと7人も必要なところを、スペイン人保育士は1人で全てをこなしてしまうのだから。」と、いかにスペインの保育士さんの負担が大きいことを皮肉を交えて伝えています。


私はこの記事を読んでから、保育園は公立よりも私立の保育園、そのなかでも園児数の少ない私立保育園に入れようと決めたのでした。