バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

流産から1年ということで

今からちょうど一年前、流産宣告を受け、その数日後に流産。わずか8週間の妊婦生活でしたが、一つの命を失って初めて命の大切さ、人間が生まれる奇跡を実感しました。おそらく私の人生で一二を争うくらい辛い経験となりましたが、その中で学ぶこと、気づくことも多く、短い時間でも私のお腹に宿ってくれた命に感謝の気持ちを込めて、先日ろうそくを灯しました。

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思えば、流産宣告を受けてから流産するまでの間が一番辛かったです。先生には、「昔は流産するなんて予測すらできなかった時代だけれど、今は技術の進歩でそれができてしまう。」なんとも皮肉な世の中だと恨みました。先生に「じゃぁ、もう私は妊娠していないんですね…」と聞くと、「いいえ、まだ妊娠はしています。その証拠に妊娠検査薬だって陽性反応が出るでしょう。ただ…」

当時の"妊娠しているのに子供が生まれない"という状態は、何とも耐え難いものでした。子供が生まれないのに、どうして私の中にはまだ赤ちゃんがいるんだろう…自分にとって流産は無縁のことだと思っていた分、事実を受け止めるのにかなりの時間がかかりました。

今こうして、不妊治療を始めることができて嬉しい反面、正直また流産してしまうのではないかという不安はあります。でも、次はきっと大丈夫。そう信じて、治療日までリラックスして過ごそうと思います。

 

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