バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

母乳育児に欠かせないアイテム

いつかはまとめたいと思っていた母乳育児に欠かせないアイテム。

母乳育児を始めたばかりの頃は、全てが初めてでどうしていいのかわからないことがたくさんありました。乳首が痛くて亀裂が入るし(スペイン語ではgrieta)、白斑もできるし(スペイン語:perla de leche)、乳腺炎スペイン語:mastitis 母乳がつまるタイプと乳首の亀裂を介して細菌が入って発生するタイプの両方)に何回もかかり、本当に大変でした。おっぱいトラブルに見舞われた私の経験を通して、これは是非母乳育児スタート前に買い揃えておきたい、もしくはすぐに買えるようにしておきたいと思うグッズをまとめました。

乳頭クリーム(メデラ製品スペイン語ではプレランpurelan):乳首に亀裂が入った時、または乳首がなんだか痛むなぁという時に薄く塗ります(私は早く亀裂が治って欲しいと思いべっとり塗っていたら、助産師さんにクスッと笑われながら「気持ちはわかるけどね、これはね、うすーく塗るのよ」と教えてもらいました)。

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ブレストシェル(メデラ製品):乳首が切れて痛い時は、ブラや母乳パットがあたるだけで体にビリっと電気が走るくらい痛かったので、乳首の亀裂が治るまでは、おっぱいにこれをあてていました。ただこれを使用してると、かなりの巨乳に見えるので、夏場の使用は恥ずかしいかも。

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ニップルシールド(メデラ製品):スペイン語ではpezonera(ペソネラ)。通常は扁平乳頭や陥没乳頭のママが使うものですが、母乳育児を始めた頃はママも赤ちゃんも授乳の仕方が下手くそ。乳首がものすごく痛んで授乳もままならない時、このニップルシールドを乳首にかぶせておっぱいをあげるすることで、乳首が痛くても授乳を続けることができました。ただ、これを使うと赤ちゃんのおっぱいの吸い方に影響が出てしまう&赤ちゃんがおっぱいを吸うことでママの体は母乳の量を調節するのですが、このニップルシールドをつけていると直接おっぱいに刺激が送れないので、母乳の量に変化が出るとか。なので使用はあくまでも一時的。

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使い捨て母乳パット(メデラ製品Lansinoh社のものを使用しました):母乳育児開始後数ヶ月は気づかないうちに母乳が出て服を濡らすことがあるので、あると便利です。

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母乳の量が安定してくると、洗える母乳パット(アマゾンスペインで購入)の方が環境にやさしいので、現在はこちらを使用。

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フィリップス社のおっぱいを冷やしたり温めたりできるジェル:母乳が詰まって乳腺炎にかかると、まずはしこりになっている部分を温めて、マッサージしながら赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらいます(私はこのジェルではなく、自宅にあったレンジでチンできるタイプの首を温めるものを使ってしこり部分を温めていました)。赤ちゃんが吸えないようなら搾乳器で。スペインでは助産師さんがおっぱいマッサージをすることはまずないので、自分でマッサージすることになります。しこり部分を取り除いたら、このジェル(冷凍庫で保存)でしこりのあった場所を冷やします(乳腺炎にかかるとしこり部分が真っ赤になるので、どこを冷やしたらいいかはすぐにわかります)。ちなみに、乳腺炎にかかって熱が出ると抗生剤の服用が必要になるので、必ず病院で診てもらってください。

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電動搾乳器(メデラ製品):スペイン語ではsacaleches(サカレチェス)。赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれるのに、搾乳器の購入が必要か?と思う人もいるかもしれませんが、乳腺炎にかかって、うまくしこりが取れない時にこの搾乳器があるととても便利です。また、私のように産休後すぐに仕事に復帰するママにとっては、仕事復帰前にできれば母乳のストックを用意しておきたい!と思う人もいるはず。そんな時、この電動搾乳器が便利です。助産師さんの指導にしたがって、私は朝起きた時に例えば右胸を赤ちゃんに吸わせたなら、左胸の母乳は搾乳器で絞って、母乳保存パックに入れて冷凍庫で保存しました。

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U字型の授乳クッションか普通のクッション:乳腺炎予防のためにも、まんべんなくおっぱいを吸ってもらうことが大切。母乳の詰まりを防ぐためにも、フットボール抱き(スペインでは「ラグビー抱き」というのが一般的)がオススメなのですが、それには授乳クッションまたはクッションが必要。私は同僚に借りたので、購入せずにすみました。

 

授乳ブラ(H&M):H&Mの授乳ブラはとてもお得で、質もいいです!

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授乳用キャミソール(H&M):これは本当にオススメ。産後ママの会のママさんの多くがこのタイプのキャミソールを着用していました。母乳育児を始めた頃は授乳ブラに乳首があたって痛かったので、上に掲載したブレストシェルをおっぱいにかぶせ、このキャミソールを着て、洋服を着ていました。現在は寝るときに使用。

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サプリメント:Natalben lactancia(授乳中のママに必要なビタミンが含まれているカプセル)を1日2粒服用。

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lactanza(乳腺炎予防のサプリメント)は夜に1錠。高価なので、いつもネットで購入しています。

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LactAppのアプリ:母乳育児に関する疑問、質問事項がスペイン語でとてもよくまとめられていて、参考にしていました。こちらからダウンロードできます。

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これはアイテムではないですが、スペイン在住の方にお勧めしたいのが、母乳育児サポートの会(grupo de apoyo a la lactancia)に参加すること。グループには必ず母乳育児アドバイザー(asesora de lactancia)がいて、母乳育児の悩みはもちろん育児全般、なんでも相談に乗ってくれます。産休中の私にとっては、このグループの集まりが同じ状況のママさんと知り合える空間でもあり、息抜きの場所でもありました。私のように母乳育児で悩んでいるママがいると知るだけで、心が和んだのを今でも覚えています。

 

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母乳の保存方法の記事はこちら↓

barcelona-funinchiryo.hatenablog.com