バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

息子の学校見学月間のはずが...

スペインでは3歳になる年から学校(コレヒオcolegio)が始まります。息子は2017年生まれなので、今年(2020年)の9月から学校通いが始まります。

コレヒオは日本でいう幼稚園に当たりますが、コレヒオの時間割は9時から16時半と学校並みの長さで、通常公立校は幼稚園と小学校がエスカレーター式です。幼稚園がなんとなく義務教育みたいな位置づけで、実際スペイン人の中でも義務教育と思っている人が多いですが、日本同様スペインも小学校からが義務教育です。

さて、9月から始まる幼稚園を選ぶために、だいたい3月頃から学校見学月間が始まり、4月に入学希望届けを提出。希望校に入れる保証はなく、すべてポイントと運で決まります。

2020年現在、例えば、市役所が指定する自宅の学区内の幼稚園を希望する場合は30ポイント、学区外でも父親や母親の職場から近い幼稚園を選んだ場合は20ポイント、学区外の幼稚園を希望の場合は10ポイントという感じです。定員を超える場合は抽選なので、最後までハラハラドキドキ。そのほかにも、すでに学校に兄弟が在籍している場合、片親の場合などでもポイントが加算されます。

スペインでは公立校のほか、半公立(政府から補助金をもらっている学校)、私立があります。公立は学費無料ですが、半公立は私が知る限りだと月100〜130ユーロ前後。私立はわかりません。ただ、スペインは給食費が異様に高く、1日6ユーロ前後(700円ほど)かかるので、1ヶ月だと約120ユーロ(半公立の一ヶ月の学費と同じくらい)!こういった理由から、お昼は家で食べる子も多くいます。

当初は半公立を希望していた旦那。理由としては、半公立なら移民が少ないから。移民が多いことで(言語の違いから授業を理解できず)、授業の進み具合に影響が出て困るというのが旦那の言い分でした。これ、旦那に限らず多くのスペイン人が抱く気持ちだと思います。

そして、実際に公立校を見学してみた結果、旦那は上記の考えを改めたようで、今は公立校を希望しています。

私達が見学するのは公立、半公立含め全部で8校です。すでに公立を1校、半公立を2校見学しましたが、最初に見た公立校がとても素敵なところで、第一希望はその学校になりそうです。とはいえ人気校なので、他の学校も見なければと思って残り5校を見てきます。

ただ、コロナウイルスによってスペインは不要不急の外出禁止となり、学校見学も中止、4月に予定されていた学校申し込みも延期となりました。今のところ4月11日まで外出禁止措置が続くようで、長引く可能性もあるとか。早く普通の生活に戻ってほしいです。