バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

二人目妊娠 38w0d:妊婦健診とノンストレステスト(NST)

38週(最後の生理日から数えると「37w5d」となりますが、私の場合、正確には+2日となるとのことで、今から+2日でカウントします)のこの日、初めてノンストレステスト(NST)を受けました。お腹の赤ちゃんはよく動くし、それに合わせて不規則な陣痛も来ていました。前駆陣痛で、子宮口も閉まっているから大丈夫だろうけれど、もし仮に、予定帝王切開前に規則的な陣痛が来た場合には、すぐに入院手続きするように言われました。

主人も私もちょっと不安に...。二人目のお産とあって、一人目の預け先を考えたりする上で、できれば帝王切開を予定している日にお産があると助かるのだけれど、まぁそればかりは赤ちゃんの都合に合わせるしかありません。

予定帝王切開まで、あと6日。赤ちゃんはお腹でじっとしててくれるかな。。。

二人目妊娠 37w3d: 出産する病院での出産前診察

37w3dのこの日、出産予定の病院で助産師の診察を受けてきました。

といっても、私の今までの血液検査やエコーの結果、病歴などを病院のコンピューターに入力していくというもの。それが終わると質疑応答の時間。帝王切開の場合は72時間の入院になること、病室に同伴者は1人だけど、コロナ禍の時とは違って入れ違いで人が変わってもいいということ、病室は一人部屋で、私のベッドに赤ちゃんを寝かせて添い寝しながらおっぱいをあげていいこともわかり、ほっとしました。

予定帝王切開まで残り1週間。無事に迎えられますように。

二人目妊娠 37w0d 凍結胚廃棄手続きで不妊治療の病院へ

正産期を迎えたこの日、不妊治療の病院に行って、凍結胚の廃棄手続きをしてきました。私と主人二人で行く必要があり、なおかつ医師の診察を受ける必要があるとのこと。

診察時間に病院に行き、まずはお世話になった先生から廃棄手続きの説明を受けました。その後、私の身体的状況では3回目の妊娠が不可能であることが書かれた医師からの報告書2枚を提出して、廃棄手続き書類にサインしました。手続きは15分ほどで終わり、無事に廃棄手続き完了。

年間300ユーロ(約43000円)の凍結胚保管料を2017年から払っていましたが、今年2022年をもって区切りをつけることができました。

私たち夫婦の「繁殖期(笑)」が、これにて終了。あとは娘が生まれてくるのを待つのみです。

二人目妊娠 36w6d: ウォーキングマシーンを片付ける

今年の1月に、自分へのクリスマスプレゼントとして購入したウォーキングマシーン。

妊娠が1月下旬にわかるまでは週5くらいで使っていましたが、妊娠がわかってからの3ヶ月は、万が一流産したら…という気持ちから、使っても週2、3回のみ。でも、安定期に入ってからは、毎日30分程度歩いて汗を流していました。妊娠後期も同じように毎日ウォーキングしていたので、妊娠中の体重管理もうまくできていたように思います。

ただ臨月に突入し、ウォーキングマシーンを使うとお腹が張るようになり、正産期直前のこの日、ウォーキングマシーンを片付けることにしました。お腹の張りは、横になっていれば落ち着くのですが、胎動がかなり痛くて、予定帝王切開日前に生まれてしまうのではないかハラハラしています。

帝王切開まで残り2週間を切りました。無事に出産できますように。

二人目妊娠 36w0d: 臨月と凍結胚廃棄の手続き

無事に臨月を迎えました。

さて、昨日の妊婦健診で避妊手術を提案されたことで、決心がついたこと。それは、不妊治療で保管していた凍結胚を廃棄する手続きを始めること。

現在まで、仮にお腹の子に何かあった場合にまた妊娠できるようにと保管料を払っていましたが、今後新たに妊娠することが私の子宮の状態では不可能だと先生に言われたことで、廃棄する決心がつきました。

不妊治療の病院に問い合わせたところ、思った以上に廃棄する手続きが複雑だったことがわかりました。まず、スペインの法律では、凍結胚の今後について4つのオプションが定められており、

1.本人たちが使用。

2.他のカップルに提供(採卵した時の患者の年齢が35歳以下であることが条件)。

3.研究に提供。

4.廃棄。

私たちは当初 「3.研究に提供」したいと考えていましたが、そもそも現在進行中または進行予定のプロジェクトがないと、その時まで私たちがずっと保管料を払う必要があるとのことで、ちょっと切ないけれど「4.廃棄」を選択することにしました。ただ、廃棄するには、患者、つまり私が凍結胚を使用できないという正当な理由を示した報告書を、医師2人に書いてもらう必要があり、幸い私の場合は、子宮が3回目の妊娠に耐えられないと担当医から言われているのでその先生に頼めばいいのですが、あともう一人の先生から報告書を書いてもらう必要があり、なんとかかかりつけ医に頼んで書いてもらえましたが、こんなに複雑だったとは思ってもみませんでした。

二人目が生まれるまで残り2週間ちょっと。無事に凍結胚の廃棄手続きが終えられますように。

二人目妊娠 35w5d:妊婦健診と避妊手術の提案

35週のこの日、妊婦健診がありました。赤ちゃんは順調に成長していて、3週間前に比べて600g増えていて、現在推定2600gほど。逆子も治っていて、安心しました(と言っても、帝王切開なので逆子でも問題ないのですが)。

そして、予定帝王切開9月27日(火)に決まりました。無事に陣痛もなく、その日を迎えられるといいのですが。

また、帝王切開の同意書とともに渡された違う同意書、それは卵管を塞ぐ避妊手術に関するもの。私の場合、息子の時の帝王切開の傷口が4年間開いたままになっていて、それを閉じる手術を2年前に受けているので、すでに子宮はかなり弱まっている状態。今回の妊娠は子宮が耐えられるけれど、3回目の妊娠はリスクが伴い危険ということで、私の担当医としては3回目の妊娠はまず現実的に厳しいだろうという見解。だから、私が希望すれば、帝王切開する際に、卵管を塞ぐ避妊手術も一緒にできると言われました。まさかの展開でびっくりしたけれど、私の子宮の状態がそこまでひどい状態だったと再確認し、帝王切開とともに避妊手術もお願いすることにしました。

改めて実感したのは、今回の二人目妊娠、しかも自然妊娠で、妊娠後期まで無事にたどり着けたのが奇跡であり、文字通り人生で最後となる妊婦生活残り3週間を、悔いなく過ごそうと思います。

二人目妊娠: 34w4d 「二人目妊娠・出産」という夢

「二人目が欲しいな」と漠然と思うようになったのは、息子が2歳半を迎えようとしていた2020年3月。

少しずつお世話が楽になって、これなら二人目を妊娠しても大丈夫かも、なんて思った頃、コロナがやってきました。3月末に日本行きを予定していて、この里帰りが終わったら不妊治療を始める予定だったのに、スペインではロックダウンが始まり、里帰りも不妊治療もキャンセルになりました。

ロックダウンが解除され、少しずつ外に出られるようになった頃、さぁ不妊治療を始めようと思い診察に行って、「次の生理が来たら、治療を始めましょう」と言われて待っていた生理は来ず、なんと自然妊娠。妊娠6週で流産となりましたが、この妊娠6週の時に行われたエコーがきっかけで、息子の出産時の帝王切開の傷口が未だに閉じ切っていなかったことが判明。2020年11月に1泊2日で傷口を塞ぐ手術を受け、術後6か月は妊娠してはいけないと言われ、どんどん私の「二児の母になる」という夢は遠ざかっていきました。その頃息子はすでに4歳。

やっと術後6か月が経過し、2021年6月から胚移植を3回受けるも、妊娠せず。精神的にも経済的にもしんどくなって、不妊治療をやめたのが2021年8月。それからは、排卵日を狙ってタイミングを取りながら自然妊娠を目指し、4か月後の2022年1月に妊娠が発覚。ちょうど息子と共にコロナにかかった1週間後の出来事でした。

自然妊娠で2回妊娠した過去がありますが、どちらも妊娠初期で流産。だから今回の自然妊娠も、妊娠初期は気が気じゃありませんでした。

ただ、安定期を迎え、エコー検査も異常なしと言われることで、私も主人も少しずつお腹の子を、私たち家族の一員として迎えられるかもしれないと思えるようになり、息子も妹が生まれることをすごく楽しみにしています。

現在妊娠34週。予定帝王切開まで残り1か月。「二児の母になる」という夢が叶おうとしている中、今は実際の二人育児がうまくいくか、仕事との両立は大丈夫かといった不安要素にフォーカスしてしまって、夢が叶う喜びを味わえていない現実。

二人目求めて丸2年、今ある幸せを十分に噛み締め、残り1か月の妊婦生活を穏やかに過ごし、残りわずかな息子と主人家族3人の時間を楽しみたいと思います。

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第二子妊娠: 32w4d エコーと妊娠後期血液検査

32週のこの日、担当医がバカンスに入っているので、違う先生にエコーでお腹の子を診てもらいました。28週で受けたエコーの時は赤ちゃんは1095グラムだったのですが、32週の今回は2キロまで増えていました。逆子ですが、予定帝王切開なので特にそのままで大丈夫とのこと。

血液検査の結果、鉄が少し不足しているとのことで、サプリとは別に鉄剤を処方されました。それ以外は特に問題ないとのことで安心しました。

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