バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

二人目妊娠: 34w4d 「二人目妊娠・出産」という夢

「二人目が欲しいな」と漠然と思うようになったのは、息子が2歳半を迎えようとしていた2020年3月。

少しずつお世話が楽になって、これなら二人目を妊娠しても大丈夫かも、なんて思った頃、コロナがやってきました。3月末に日本行きを予定していて、この里帰りが終わったら不妊治療を始める予定だったのに、スペインではロックダウンが始まり、里帰りも不妊治療もキャンセルになりました。

ロックダウンが解除され、少しずつ外に出られるようになった頃、さぁ不妊治療を始めようと思い診察に行って、「次の生理が来たら、治療を始めましょう」と言われて待っていた生理は来ず、なんと自然妊娠。妊娠6週で流産となりましたが、この妊娠6週の時に行われたエコーがきっかけで、息子の出産時の帝王切開の傷口が未だに閉じ切っていなかったことが判明。2020年11月に1泊2日で傷口を塞ぐ手術を受け、術後6か月は妊娠してはいけないと言われ、どんどん私の「二児の母になる」という夢は遠ざかっていきました。その頃息子はすでに4歳。

やっと術後6か月が経過し、2021年6月から胚移植を3回受けるも、妊娠せず。精神的にも経済的にもしんどくなって、不妊治療をやめたのが2021年8月。それからは、排卵日を狙ってタイミングを取りながら自然妊娠を目指し、4か月後の2022年1月に妊娠が発覚。ちょうど息子と共にコロナにかかった1週間後の出来事でした。

自然妊娠で2回妊娠した過去がありますが、どちらも妊娠初期で流産。だから今回の自然妊娠も、妊娠初期は気が気じゃありませんでした。

ただ、安定期を迎え、エコー検査も異常なしと言われることで、私も主人も少しずつお腹の子を、私たち家族の一員として迎えられるかもしれないと思えるようになり、息子も妹が生まれることをすごく楽しみにしています。

現在妊娠34週。予定帝王切開まで残り1か月。「二児の母になる」という夢が叶おうとしている中、今は実際の二人育児がうまくいくか、仕事との両立は大丈夫かといった不安要素にフォーカスしてしまって、夢が叶う喜びを味わえていない現実。

二人目求めて丸2年、今ある幸せを十分に噛み締め、残り1か月の妊婦生活を穏やかに過ごし、残りわずかな息子と主人家族3人の時間を楽しみたいと思います。

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