バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

二人目妊娠 36w0d: 臨月と凍結胚廃棄の手続き

無事に臨月を迎えました。

さて、昨日の妊婦健診で避妊手術を提案されたことで、決心がついたこと。それは、不妊治療で保管していた凍結胚を廃棄する手続きを始めること。

現在まで、仮にお腹の子に何かあった場合にまた妊娠できるようにと保管料を払っていましたが、今後新たに妊娠することが私の子宮の状態では不可能だと先生に言われたことで、廃棄する決心がつきました。

不妊治療の病院に問い合わせたところ、思った以上に廃棄する手続きが複雑だったことがわかりました。まず、スペインの法律では、凍結胚の今後について4つのオプションが定められており、

1.本人たちが使用。

2.他のカップルに提供(採卵した時の患者の年齢が35歳以下であることが条件)。

3.研究に提供。

4.廃棄。

私たちは当初 「3.研究に提供」したいと考えていましたが、そもそも現在進行中または進行予定のプロジェクトがないと、その時まで私たちがずっと保管料を払う必要があるとのことで、ちょっと切ないけれど「4.廃棄」を選択することにしました。ただ、廃棄するには、患者、つまり私が凍結胚を使用できないという正当な理由を示した報告書を、医師2人に書いてもらう必要があり、幸い私の場合は、子宮が3回目の妊娠に耐えられないと担当医から言われているのでその先生に頼めばいいのですが、あともう一人の先生から報告書を書いてもらう必要があり、なんとかかかりつけ医に頼んで書いてもらえましたが、こんなに複雑だったとは思ってもみませんでした。

二人目が生まれるまで残り2週間ちょっと。無事に凍結胚の廃棄手続きが終えられますように。