バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

産後うつ体験記

今ではすっかり元気になりましたが、息子を出産後、産後うつになりました。

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といっても自分で鬱かも?と気づくことはなく、助産師さんとの産後検診の時に、「バルナさん、ちょっと心療内科の先生の診察受けてみない?心療内科の診察室はどこのあると思う?3階の産婦人科と同じ階、つまりね、産後のママなら誰でも必要なケアだから、何もおかしいことではないのよ」と言われ、診察予約をしてもらいました。

私は今まで鬱とは無縁だと思っていたので、まさか出産後に心療内科のお世話になるなんて想像もしていなかったし、そもそも「心療内科」という言葉自体に偏ったイメージを持っていて、薬漬けにされるのかな??とか、変な人たちがいないかな?なんて変な心配をしていましたが、実際受診してみて、私の抱く心療内科のイメージが間違っていたことに気づきました。

診察では、心療内科の先生に普通に話を聞いてもらうという感じなのだけれど、話していくうちに涙が自然に出てきて、あぁ私はこんなに溜め込んでいたんだと気づきました。親元から離れて育児をすることがどんなに大変で、孤独なのか。思い通りにいかない初めての育児に、「もう無理だぁーー」と何度叫んだことか。

あとでわかったことですが、産後うつになる要因として、出産時の陣痛促進剤投入の有無も関わってくるようです。

心療内科の診察は、産休中何回か受け、職場復帰を境に症状もかなり良くなり、今はもう通わなくてもいいくらいに回復できました。職場復帰したことで息子との距離ができて、産休中は育児ノイローゼ気味だった私も、仕事から帰ると、息子との貴重な時間を楽しもうと思えるようになりました。