バルセロナで不妊治療(人工授精・体外受精)後の妊娠・出産・子育て記録

スペインのバルセロナで体験した自然妊娠、稽留流産、不妊治療(人工授精・体外受精)、妊娠、出産後の子育てについて語っています。2017年10月に男児を出産(体外受精)。2022年9月に第二子出産(自然妊娠)。

2020年を振り返る

コロナで多くの人にとって大変な一年になった2020年。私にとっても、辛い経験の方が多い年になりましたが、それでも断乳ではなく、卒乳で授乳ライフを終えられたのは、深い喜びとなりました。

 

悲しかった出来事

・息子を連れての日本への里帰りキャンセル

・4月に再開したかった不妊治療断念

・今夏の流産

スペインで3月中旬にロックダウンが始まり、3月下旬に予定していた日本への里帰りはもちろんキャンセル…家から一歩も出られない生活、特に息子は6週間一度も外に出られない生活を送りました。そして、里帰り後に不妊治療再開と思っていましたが、もちろんロックダウンで叶わず…ロックダウンから解放された7月に自然妊娠したものの、6週で流産。

 

嬉しかった出来事

・自然妊娠

帝王切開の内部の傷口を塞ぐ手術が受けられた!

・卒乳

流産してしまったものの、自然妊娠できたのは嬉しいこと。この自然妊娠がなかったら、不妊治療再開してただろうし(すでに不妊治療の病院で診察受けて、さぁ来週から治療始めるってところまで来てました)、2000€払って妊娠して、実は子宮(帝王切開の傷口)がまだ塞がってなかった、さーどうしよう?となって、赤ちゃんが未熟児のまま、強制的に帝王切開で取り出さなければならなくなっていたかもしれないと考えると恐ろしいです。

流産がきっかけで子宮が塞がってないことがわかり、コロナ禍でその傷口を塞ぐ手術が本当に受けられるのか直前までわからなかったけれど、無事に2020年終わる前に受けられたのはよかったです。

そして、私の人生で最も辛い経験でもあり深い喜びを味わえた授乳ライフを、「卒乳」という形で終えられたのは、母としてとても幸せな経験でした。

第二子を一心に求めた2020年。それが叶わなくて残念ではあるけれど、自分の中にあった第二子妊娠・出産の焦りから解放されて、息子との時間、主人との時間を思いっきり楽しめた一年になりました。

来年も私らしく、悩んだり楽しんだりしていきたいと思います。

みなさま、よいお年を。

追記(2021/1/27):嬉しかった出来事の中に、「息子の第一希望の幼稚園に入園決定!」を入れ忘れてしまいました。学区内で1番の人気校、しかも公立なのでもちろん学費無料。9年間通うことになるので、無事に第一希望校に入れてよかったです。